作品データ
区分: 一般ノベル / 著者: 恩田陸 / 価格: 814円 / 配信日: 2015-07-31
どんな作品か
ミステリー・サスペンスに分類される長編小説で、幻想的な雰囲気と謎解きの要素を組み合わせた作風で知られる著者による一冊である。ある土地や街をめぐって複数の視点から物語が語られていく構成になっていると見られ、本書はその第2巻にあたる。断片的なエピソードが積み重なりながら、ひとつの土地の全体像が浮かび上がっていく構成と考えられる。
読みどころ
現実と幻想の境目が曖昧になっていくような独特の語り口に注目したい。断片的に提示される情報が少しずつつながっていく過程も本作の読みどころである。複数の語り手それぞれの視点の違いを味わう楽しみもある。
こんな人に
論理だけでは割り切れない、余韻の残るミステリーを好む読者に向く一冊である。幻想的な雰囲気の物語を好む人にも合う。