作品データ
DMMブックスの実用書(ノンフィクション・ドキュメンタリー)。著者は堀川惠子。価格1,760円、2024年11月13日配信。講談社刊。
どんな作品か
数々の受賞歴をもつノンフィクション作家・堀川惠子が、長年の透析と腎移植の末に透析中止という決断をした夫を看取った経験をつづった医療ノンフィクション。前半は夫との闘病の記録、後半は著者自身が透析医療の現場や制度を取材した内容で構成され、私的な体験と社会的な問いが重ねられていく。
読みどころ
透析患者の終末期という、これまで語られにくかった領域に正面から向き合う。克明な記録と、医師や看護師、介護に携わる人々への丁寧な取材をもとに、日本の透析医療と緩和ケアのあり方を問いかける。命の終わりにどう寄り添うかを考えさせる、重みのある一冊だ。
こんな人に
医療や終末期ケアの問題に関心がある人、当事者の視点から書かれたノンフィクションを読みたい人におすすめ。