作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は染井為人。価格670円、2024-08-09配信。
どんな作品か
『悪い夏』などで知られる染井為人による長編で、コロナ禍を舞台にした群像劇です。大手広告代理店に勤める女性、進学校に通う高校生、経営に苦しむラブホテルを営む中年男性という、まったく異なる立場の三人の物語が並行して描かれます。それぞれが日常の綻びから思わぬ方向へと転がり落ちていき、やがて三つの筋が交錯していきます。
読みどころ
先の読めない三つのストーリーが同時進行することで、常に緊張感が途切れない構成が持ち味です。パンデミック下で人々の心と暮らしが少しずつ狂っていく様子を、多角的な視点からリアルに切り取ります。登場人物たちの選択がどこへ向かうのか、ページをめくる手が止まらない展開が用意されています。
こんな人に
現代を舞台にした群像サスペンスが好きな人、先の読めない多視点の物語を楽しみたい人におすすめです。