作品データ
区分: 一般実用 / 著者: 阿部謹也 / 価格: 858円 / 配信日: 2016-03-24
どんな作品か
「笛吹き男に連れ去られた子供たち」という中世ドイツの伝説を手がかりに、歴史家・阿部謹也が中世ヨーロッパの社会構造や差別された人々の実像に迫った歴史研究の名著である。伝説の背後にある史実の可能性を丹念に検証していく構成が特徴とされている。
読みどころ
一見おとぎ話のように思える伝説を出発点に、都市の成立や職業差別、社会の周縁に置かれた人々の存在といった中世史の重層的なテーマへと議論を広げていく展開が本書の読みどころである。学術的な緻密さと物語的な語り口を両立させている点も評価されてきた。
こんな人に
中世ヨーロッパ史や民間伝承の背景に関心がある読者、伝説を通して社会史を学びたい人に向いている。