作品データ
DMMブックスの実用書(雑学・サブカルチャー)。著者は架神恭介・辰巳一世、価格836円・2016-03-21配信。マキャヴェッリの古典『君主論』を下敷きにした異色の入門書。
どんな作品か
16世紀イタリアの政治思想書『君主論』のエッセンスを、小学校のクラスを舞台に読み替えたパロディ仕立ての解説書。ひとりの少年がクラスの覇権を握るために奮闘する物語を通して、権力の握り方・保ち方をめぐるマキャヴェッリの教えを、身近な人間関係の話としてかみ砕いていく。
読みどころ
難解と敬遠されがちな古典を、教室内の派閥争いや友情という卑近な題材に落とし込むことで、笑いながら本質を理解できるのが最大の魅力。ふざけているようでいて原典の勘所はきちんと押さえており、読み終えると『君主論』そのものへの興味もわいてくる。
こんな人に
古典や政治思想に興味はあるが難しそうで手が出せなかった人、ユーモアを通して教養に触れたい人に。