作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は津村記久子。671円・2016-03-21配信。
どんな作品か
津村記久子のデビュー作にあたる長編小説です。卒業を控えた大学生の女性を主人公に、就職を前にした日々や周囲の人々との関わりが、飾らない語り口で描かれます。日常のなかにある違和感や痛みを、独特のユーモアとともにすくい取る作風が光ります。
読みどころ
主人公の率直でどこか可笑しい語りと、その内側にある繊細さのコントラストが読みどころです。青春の終わりに差しかかった時期の心もとなさや、人と人とのつながりが、静かに、しかし確かに描かれていきます。後の津村作品につながる原点を感じられる一冊です。
こんな人に
等身大の青春小説を求める方、津村記久子の作風の出発点に触れたい方におすすめです。