作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は小林泰三。価格693円、2019年4月26日配信。
どんな作品か
『不思議の国のアリス』の世界と現実とが奇妙に交錯するなかで起こる連続殺人を描いた、ダークな本格ミステリーです。夢の中の童話世界での出来事が現実に影響を及ぼすという、異様な構造のなかで謎解きが進みます。おなじみのキャラクターたちが登場しつつ、不穏で不条理な空気が全体を覆います。
読みどころ
ホラーとSFの素養をもつ小林泰三が、童話のイメージを大胆に反転させた発想が光ります。グロテスクさとロジカルな謎解きが同居した、ほかにない読み味が魅力です。二つの世界を行き来する仕掛けが物語の鍵を握ります。
こんな人に
奇想に満ちた特殊設定ミステリーや、ダークで一癖ある謎解きが好きな方におすすめです。