作品データ
DMMブックスの小説(一般ノベル・ミステリー・サスペンス)。著者は芦沢央。価格693円・2017年4月21日配信。日常の心理を掘り下げるミステリー短編集です。
どんな作品か
女性たちの友情や人間関係のなかに潜む、小さな疑いや思い込みを描いた連作短編集です。親友の結婚式に招かれない、身近な人の態度がふと変わる——そんな些細な違和感から生まれる黒い感情を、繊細な心理描写で追っていきます。
読みどころ
派手な事件ではなく、誰にでも起こりうる日常のもやもやを起点にする作風が持ち味です。視点の切り替えによって、読者が抱いた先入観が静かにひっくり返される仕掛けが各編に用意され、緩やかに繋がる構成も味わい深いものになっています。
こんな人に
人間の心理の機微を描くミステリーが好きな人、日常のなかの違和感を丁寧にすくい取る短編集を求める人におすすめです。