作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は大崎梢。価格550円、2016-01-30配信。書店を舞台にした人気ミステリーシリーズの一冊で、シリーズ3作目にあたります。
どんな作品か
駅ビルに入る書店「成風堂」を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵のコンビが、店で起きる日常の謎に挑むビブリオミステリーです。元書店員でもある大崎梢が、本と書店にまつわる細やかな知識を織り込みながら物語を紡ぎます。本作にはサイン会をめぐる一編が収められています。
読みどころ
殺人のような重い事件ではなく、書店という現場ならではの小さな謎を丁寧に解き明かしていく「日常の謎」系ミステリーです。本好き・書店好きにはたまらないディテールが随所にちりばめられ、二人のやりとりの軽やかさも魅力。シリーズものですが、書店の空気感さえ楽しめれば本作から読み始めても入りやすい構成です。
こんな人に
本や書店が好きな人、やさしい後味の日常ミステリーを読みたい人におすすめです。