作品データ
DMMブックスの小説。著者は逢坂冬馬。価格2310円・2025年3月12日配信。デビュー作『同志少女よ、敵を撃て』で本屋大賞とアガサ・クリスティー賞を受賞した著者による、意欲的な連作長編です。
どんな作品か
一台の車「ブレイクショット」を軸に、その持ち主が移り変わっていくなかで、まったく接点のなかった人々の運命が少しずつ交差していきます。期間工、板金工とその息子、不動産会社の営業、遠い異国の人々——それぞれの人生が思わぬ形でつながっていく群像劇です。
読みどころ
格差や特殊詐欺、国際紛争、SNSといった現代社会の諸相を織り込みながら、人間の多様さと不可解さを描き切る構成力が見どころです。八つの物語がひとつの「軌跡」として結ばれていく展開に引き込まれます。
こんな人に
骨太な群像劇や社会派の物語が好きな方、注目作家の新境地を味わいたい方におすすめです。