作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は伊藤計劃。価格1100円、2016-01-30配信。
どんな作品か
夭折した作家・伊藤計劃の代表作として知られる近未来SF長編です。テロと監視が日常化した世界を舞台に、後進諸国で相次ぐ内戦と虐殺の背後にちらつく一人の男を追う、アメリカ軍の暗殺部隊の兵士を主人公に据えます。なぜ人は虐殺へと向かうのか——言語や意識、人間の本性という根源的な問いを、緊迫した任務の物語のなかで突き詰めていきます。
読みどころ
綿密に構築された近未来の設定と、思弁的なテーマを骨太なエンターテインメントに落とし込む筆致が高く評価されてきた作品です。アニメ映画化もされ、日本SFの新たな古典として読み継がれています。哲学的な問いとサスペンスが緊密に絡み合う密度の高さが読みどころです。
こんな人に
重厚な近未来SFや、思想性のあるサスペンスを求める方におすすめです。