作品データ
DMMブックスの小説(SF)。著者は小川一水。価格682円、2016年1月30日配信。時間と歴史を題材にした著者の代表作のひとつ。
どんな作品か
人類を滅ぼそうと、時間をさかのぼって襲いかかる正体不明の敵。絶望的な撤退戦の果てに、人類が最後の望みを託した人型の人工知性体「メッセンジャー」が、三世紀の倭国へとたどり着く。邪馬台国の時代を生きる人々と、未来から来た存在との出会いを描く、時をまたいだ壮大なSFだ。
読みどころ
遠い未来の時間戦争と、古代日本の情景を大胆に結び付けた着想が最大の魅力。膨大な時間スケールを背景にしながらも、守るべき人々との交流を軸に据えることで、物語に温度を与えている。ひとりの「王」の生き様が胸を打つ。
こんな人に
時間ものSFや、壮大なスケールの物語を好む人におすすめ。