作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は吉本ばなな。価格721円、2024年2月8日配信。文学賞を受けた、著者の近年の短編集です。
どんな作品か
『キッチン』などで知られる吉本ばななが、旅先や日常のなかにある喪失と再生をやわらかな筆致で描いた短編集です。大切な人を失った悲しみや、心にぽっかり空いた寂しさを抱えながらも、ふとした出会いや風景に支えられ、静かに前を向いていく人々の姿がつづられます。異国の情景も交え、生と死をめぐる著者ならではの世界が広がります。
読みどころ
痛みを抱えた人の心をそっと包むような、あたたかく澄んだ文章が魅力です。悲しみを否定するのではなく、そのままに受けとめて生きていく静かな肯定が読後に残ります。
こんな人に
心にしみる短編を読みたい人、吉本ばななの世界観が好きな人におすすめです。