作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は櫛木理宇。価格847円、2023年10月5日配信、幻冬舎文庫。
どんな作品か
性犯罪者の弁護を引き受け、たびたび示談を成立させてきた悪名高い弁護士。その9歳のひとり息子が誘拐される。折しも父親は海外出張中で、警察は過去に彼が担当し不起訴となった事件の被害者家族へと目を向けていく。怨恨か、身代金目的か——動機の見えない誘拐をめぐるサスペンス。
読みどころ
櫛木理宇が描く「依存症」シリーズの一作で、人間の暗部や加害と被害の連鎖を容赦なく突く筆致が持ち味。誰が何のために動いているのかが二転三転する構成と、重い後味も含めて読ませる、緊張感の高い一冊。
こんな人に
重量級のサスペンスやイヤミスが好きな人、社会の暗部に踏み込む物語を求める人に。