作品データ
DMMブックスの小説(一般ノベル/日本文学)。著者は南杏子。価格815円、2021-04-08配信。在宅医療をテーマにした医療小説で、映画化もされました。
どんな作品か
大きな病院を離れ、在宅医療を担う診療所で働くことになった医師を主人公に、患者やその家族との関わりを描いた連作的な物語です。人生の最終段階をどう過ごし、どう見送るのかという、在宅ならではの医療の現場が丁寧につづられます。
読みどころ
それぞれの患者が抱える事情や願いに寄り添う場面の一つひとつに、いのちと向き合う重みが宿ります。治すことだけが医療ではないというテーマが、静かに、しかし強く伝わってくる点が心に残ります。
こんな人に
医療や介護、終末期のあり方について考えたい人、家族と生死をめぐる物語に触れたい人におすすめです。