作品データ
DMMブックスの小説(歴史・時代劇・戦記)。著者は原田マハ。価格877円、2020年4月8日配信。美術界を舞台にした作品で知られる著者による、アートを題材にした歴史小説。
どんな作品か
19世紀パリを舞台に、画家フィンセント・ファン・ゴッホと弟テオ、そして日本人画商・林忠正らの姿を描く。まだ評価されなかった一人の画家と、その芸術を信じ支え続けた人々の交わりを、豊かな時代背景とともに紡ぐ。史実に材を取りつつ物語として立ち上げた一作。
読みどころ
「アートの原田マハ」らしく、絵画とその周辺に生きた人々への深い愛情が全編に通う。パリの空気や浮世絵をめぐる東西の交流、芸術に賭ける人間の情熱が鮮やかに描かれる。ゴッホの作品を知る人ほど、その背後の物語に胸を打たれる。
こんな人に
美術を題材にした物語が好きな人、ゴッホや19世紀パリの芸術世界に惹かれる読者に。