作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は五十嵐貴久。価格700円、2016年10月7日配信。
どんな作品か
五十嵐貴久が手がけるサスペンス長編で、著者の代表作である恐怖小説「リカ」シリーズの系譜に連なる一作です。裕福で非の打ちどころのない一家を舞台に、そこへ家政婦として入った女性の視点から物語が進みます。整いすぎた家庭の内側に、少しずつ不穏な違和感が忍び寄ります。
読みどころ
日常の細部に潜む「何かおかしい」という感覚を積み上げ、読み手の不安を静かに膨らませていく筆致が持ち味です。人物の関係が明らかになるにつれ、物語は思いがけない方向へと転がっていきます。「リカ」シリーズを愛読してきた読者にとっては、その世界を別角度から味わえる一冊です。
こんな人に
じわじわと迫るタイプのサスペンスやホラー寄りのミステリーが好きな人、五十嵐貴久の作品を続けて読みたい人に。