作品データ
- 区分: 書籍- 著者: 宮台真司- 価格: 836円- 配信日: 2016-01-30
どんな作品か
社会学者・宮台真司が、現代日本が抱える問題群を正面から論じた社会評論である。コミュニケーションや若者の生きづらさ、教育、家族、政治、経済といった多方面のテーマを取り上げ、それぞれの「難点」がなぜ生じるのかを社会学の知見で解きほぐしていく。ジャンルは政治・社会・外交に分類される。
読みどころ
個別の時事問題を追うのではなく、その背後にある社会の構造から説き起こすのが宮台流だ。「空気に流される社会」や共同体の空洞化といった土台の変化を踏まえて論じるため、一つひとつの議論がばらばらの評論ではなく、一貫した日本社会論として読める。挑発的な物言いも多いが、それが思考を促す仕掛けにもなっている。
こんな人に
ニュースの表層ではなく、日本社会の構造的な問題を考えたい人に向く。社会学の視点に触れてみたい読者の入り口としても機能する一冊である。