作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は加納朋子。627円・2016年1月30日配信。『ささらさや』に続く、同じ町を舞台にした一作です。
どんな作品か
家が借金で立ち行かなくなり、両親と離れて見知らぬ町の親戚宅に預けられた中学生の少女が主人公です。ふてくされた気持ちを抱えたまま始まった新しい暮らしのなかで、風変わりな大人たちや同世代の子どもたちと関わっていきます。日常の謎を解きほぐしながら、少女が自分の居場所を見つけていく物語です。
読みどころ
不思議な出来事を含みつつ、最後には人の思いに行き着く加納朋子らしい構成が生きています。とげとげしかった主人公の言葉づかいが少しずつ変わっていく過程が丁寧で、読んでいて自然に応援したくなります。前作を読んでいなくても単独で楽しめます。
こんな人に
少女の成長を描いた物語が好きな人、やさしい謎解きのある小説を探している人におすすめです。