作品データ
DMMブックスの小説(一般ノベル/日本文学)。著者は加納朋子。価格596円、2016年1月30日配信。若くして夫を亡くした女性を主人公にした、温かなミステリー仕立ての物語です。
どんな作品か
幼い息子を残して夫に先立たれた妻・サヤが、慣れない土地で暮らしを始める物語です。ところが亡くなったはずの夫は、さまざまな人に乗り移ってサヤと息子を見守り、困りごとが起きるたびにそっと手を差し伸べます。日常の小さな謎が、やさしく解きほぐされていきます。
読みどころ
幽霊となった夫が誰に乗り移っているのかという楽しさと、母子を包む人々の温かさが同居した作品です。悲しみを抱えながらも前を向くサヤの姿に、じんわりと心が温まります。映画化もされた、加納朋子らしい優しい一冊です。
こんな人に
心が温まる物語や、やわらかな日常ミステリーが好きな方におすすめです。