哀しい予感

『哀しい予感』は2016-01-30に配信された「哀しい予感」シリーズの第1巻です。価格は522円。

作り手
吉本ばなな
シリーズ
哀しい予感
配信日
2016-01-30
価格
522円(2026年9月10日に観測)
レビュー
108件・評価3.92(DMM.comが集めた評価。2026年9月10日に観測)

作品データ

DMMブックスの小説(日本文学)。著者は吉本ばなな。522円・2016年1月30日配信。1988年に発表された、著者の初期を代表する中編のひとつです。

どんな作品か

19歳の弥生が、高校で音楽を教える叔母・ゆきののもとを訪ねるところから始まる物語です。物が散らかった家にひとりで暮らし、どこか浮世離れした叔母との奇妙な同居のなかで、弥生は自分の幼い頃の記憶がぽっかりと抜け落ちていることに気づいていきます。日常の隙間から差し込む違和感を、静かな筆致で追っていきます。

読みどころ

夜の空気や街のにおい、電車の窓から見える景色といった感覚的な描写が繊細で、登場人物の心のゆらぎとゆるやかに重なります。大きな事件が起こるわけではないのに、題名どおりの「予感」が最後まで途切れず持続する構成が印象的です。喪失を抱えた人が少しずつ前を向いていく、吉本ばなならしい読み心地があります。

こんな人に

静かな余韻の残る小説を読みたい人、吉本ばななの初期作品に触れてみたい人におすすめです。

よみどきでこの作品を見る