作品データ
DMMブックスの一般書(経営)。著者はケビン・メイニー、訳は有賀裕子。価格1,885円、2018年10月25日配信。
どんな作品か
米国のジャーナリストが説く、ビジネスの意思決定を貫く視点「トレードオフ」を論じた経営・マーケティング書。商品やサービスの価値を「上質さ(フィデリティ)」と「手軽さ(コンビニエンス)」という二つの軸で捉え、なぜ多くの企業がその選択に悩むのかを解き明かす。豊富な事例をもとに、両立を狙って中途半端に陥る危うさを指摘する。
読みどころ
上質さと手軽さは往々にして両立しにくく、どちらに振り切るかが商品の命運を分ける、という補助線が全編を貫く。身近な企業・製品の栄枯盛衰を、この一つのフレームで読み解いていく手際が明快で、マーケティングの入門的な視点として応用が利く。
こんな人に
自社の商品戦略やブランドの立ち位置を整理したい人、ヒットと失敗を分ける原理をシンプルな枠組みで学びたい人に。