作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は小野寺史宜。価格1650円、2022年3月4日配信。
どんな作品か
下町・荒川を舞台にした『ひと』『まち』に続く連作の一編です。少し不協和音を抱えた家族を軸に、そこに暮らす人々の日常を丁寧に描きます。妹の身に起きた出来事をきっかけに、家族それぞれの思いが静かに交錯していきます。
読みどころ
特別な事件ではなく、どこにでもある暮らしの営みに物語の光が当てられます。既刊とゆるやかにつながる人物や場所も登場し、シリーズの読者にはうれしい仕掛けがあります。登場人物の心の動きに優しく寄り添う筆致が、あたたかな読後感を生みます。
こんな人に
市井の家族を描く物語や、小野寺史宜の下町シリーズを楽しみたい人におすすめです。