作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は小野寺史宜。価格1650円、2018年4月10日配信。本屋大賞で上位に選ばれ、多くの読者の支持を集めた長編小説です。
どんな作品か
両親を相次いで亡くし、一人きりになった大学生・柏木聖輔を主人公にした物語です。ふらりと立ち寄った商店街の惣菜店をきっかけに、彼はそこで働くことになり、店の人々や街で出会う「ひと」たちとの関わりのなかで、少しずつ自分の居場所を見つけていきます。ごく普通の日常が舞台です。
読みどころ
派手な事件は起きないものの、名もない人々との何気ないやり取りが積み重なり、じんわりと胸に沁みてきます。誰かのやさしさに支えられ、また誰かを支えていく——そんな人と人のつながりの温かさが静かに描かれます。読後、身近な人への感謝がふと湧いてくる一冊です。
こんな人に
市井の人々を描いた温かい物語や、日常のなかの小さな縁を大切にする作品が好きな方におすすめです。