作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は柚月裕子。803円、2017年6月9日配信。
どんな作品か
生活保護行政を舞台にした社会派ミステリーです。ベテランのケースワーカー・山川が殺害され、その担当を引き継いだ新人職員・牧野聡美が、受給世帯を訪ね歩くうちに事件の背景へと近づいていきます。人望の厚かったはずの山川をめぐり、不可解な事実が少しずつ浮かび上がります。
読みどころ
福祉の現場が抱える課題や、生活保護をめぐる人間模様をリアルに描き込んだ社会性の高さが特色。新人ワーカーの成長物語としても読め、事件の謎解きと現場の実態描写が重なり合って進みます。『孤狼の血』などで知られる柚月裕子らしい、骨太な筆致が光ります。
こんな人に
社会問題を扱ったミステリーや、現場に根ざしたリアルなサスペンスが好きな人に。