作品データ
DMMブックスの小説(一般ノベル)。著者は森見登美彦。671円・2019年10月4日配信。ジャンルは日本文学。
どんな作品か
かつて英会話スクールで一緒だった男女が、十年ぶりに鞍馬の火祭を訪れるところから始まる長編。銅版画家・岸田道生の連作「夜行」をめぐり、それぞれが旅先で体験した不思議な出来事を語り出す、幻想と怪異の入り混じった物語。直木賞・山本周五郎賞候補作。
読みどころ
各地を舞台に、連作短編のように積み重ねられる語りが少しずつ不穏さを増していく構成が巧み。日常の隙間に潜む薄暗さを描く、森見作品のなかでも幻想色の濃い一作。
こんな人に
幻想的で少し怖い物語や、旅と怪異が絡む文学ミステリーが好きな人に。