作品データ
DMMブックスの小説(恋愛/映画化・ドラマ化・実写化)。著者は市川拓司。913円・2017年1月13日配信。
どんな作品か
亡くなった妻・澪が「雨の季節にまた戻ってくる」と言い残したとおり、一年後の梅雨にふたたび夫と幼い息子の前に姿を現す。過去の記憶をなくした澪と、彼女を迎えた父子が過ごす、雨の季節のひとときを描くファンタジックな恋愛小説。映画・ドラマ化もされた、市川拓司の代表作。
読みどころ
やわらかな筆致で綴られる、家族三人のあたたかな日々が読みどころ。ひと夏の再会という設定に、切なさとやさしさが静かに満ちていく。派手な展開ではなく、ありふれた日常の小さな幸福を積み重ねていく語り口が、かえって深く胸に迫る。限られた時間だからこそ際立つ愛おしさが、読み終えたあとも長く余韻を残す。
こんな人に
ピュアで泣ける恋愛小説や、家族の絆を描いた物語に浸りたい人に。