作品データ
- 区分: 書籍(一般実用)- 著者: 小池龍之介- 価格: 605円- 配信日: 2016-06-03
どんな作品か
僧侶である小池龍之介が、仏道の知恵をもとに「考えすぎ」から抜け出す方法を説いた一冊である。不安や苛立ちの多くは、頭の中で勝手に暴走する思考の連鎖が生み出しているという見立てのもと、見る・聞く・話す・食べるといった日常の行為に意識を集中させ、五感に立ち返ることで心を静める実践を提案する。説教くさくない平易な語り口で、仏教の考え方を現代の暮らしに引きつけて語る。
読みどころ
「考えない」といっても思考停止の勧めではなく、雑念に飲み込まれず目の前のことに専念するための技術である点が本書の肝だ。歩く、呼吸するといったごく普通の行為が練習の場になるため、特別な時間を確保しなくても今日から試せる。情報過多で頭が休まらない現代人にこそ響く内容であり、文庫価格で手に取りやすいのもよい。
こんな人に
悩み事が頭から離れず疲れている人、マインドフルネスや禅的な暮らしに関心がある人に向く。自己啓発書の熱量が苦手な人にも、静かに寄り添ってくれる一冊である。