世界の終わりと夜明け前

『世界の終わりと夜明け前』は2015-09-04に配信された「世界の終わりと夜明け前」シリーズの第1巻です。価格は880円。

作り手
浅野いにお
シリーズ
世界の終わりと夜明け前
ページ数
279
配信日
2015-09-04
価格
880円(2026年9月10日に観測)
レビュー
103件・評価4.11(DMM.comが集めた評価。2026年9月10日に観測)

作品データ

- 区分: 一般コミック- 著者: 浅野いにお- 価格: 880円- 配信日: 2015-09-04

どんな作品か

『ソラニン』『おやすみプンプン』で知られる浅野いにおによる短編集である。表題が示すとおり、世界が劇的に変わるわけではない日常の中で、それでも「終わり」と「夜明け」のあわいに立たされたような人々の姿を、複数の短編で描き出す。都会の片隅で暮らす若者たちの孤独、家族や恋人とのすれ違い、将来へのぼんやりとした不安。派手な事件ではなく、誰もが心当たりのある感情の機微をすくい上げる作風は、この短編集でも存分に発揮されている。

読みどころ

浅野いにおの持ち味である、写実的で緻密な背景描写と、その中に置かれた人物たちの繊細な表情の対比が見どころだ。短編集という形式ゆえに、一話ごとに異なる人生の断面が切り取られており、読後に残る余韻もそれぞれ違う。救いのある話もあれば、苦さを噛みしめる話もあり、その振れ幅こそがこの作家の魅力である。

こんな人に

長編に入る前に浅野いにお作品の空気を味わってみたい人、日常の中の小さな絶望と希望を描くヒューマンドラマが好きな人に薦めたい一冊だ。

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