作品データ
DMMブックスの小説(SF)。著者は結城真一郎。価格1683円、2025年5月28日配信。
どんな作品か
約100年後に小惑星が地球へ衝突し、人類の滅亡が確定した世界を舞台にした連作短編集です。終わりが決まってもなお続いていく日常のなかで、人々がどんな選択をし、何を大切にするのかを問いかけます。複数の物語がゆるやかに響き合う構成です。
読みどころ
「どうせ終わる」なかでそれでも灯される希望を、静かに描き出す筆致が印象的です。滅びという極限の設定を通して、人が人であることの意味を浮かび上がらせます。ミステリーの名手による、思考実験のような読み心地も味わえます。
こんな人に
終末を題材にした物語が好きな人、連作短編でじっくり読みたい人におすすめです。