作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は古内一絵。価格1,782円、2023年8月4日配信。
どんな作品か
大手出版社で学年誌の歴史を調べることになった編集者・明日花を主人公に、昭和から令和までの出版界を舞台にした大河小説です。取材を進めるうち、明日花は認知症になった祖母がかつて戦中の誌面づくりに関わっていたことを知ります。令和の明日花と昭和を生きた祖母世代の姿を交互に描いていきます。
読みどころ
「子どもと女性の人権の歴史はまだ百年に満たない」という問いを軸に、時代のうねりのなかで子どもたちのために働いた人々の営みを丁寧にたどっていきます。現在と過去が響き合う構成が読み応え十分で、仕事や家族、世代をつなぐものについて考えさせられます。
こんな人に
読み応えのある大河小説が好きな人、働くことや家族の歴史に思いを寄せたい人におすすめです。