作品データ
DMMブックスの小説。著者は梶山三郎。836円・2021年11月5日配信。日本の巨大自動車メーカーを思わせる企業を舞台にしたシリーズの一冊です。
どんな作品か
国内最大手の自動車会社「トヨトミ自動車」を舞台に、経営を巡る権力闘争と、そこで働く人々の思惑を描いた企業小説シリーズです。創業家と生え抜き経営者の対立、海外展開や不祥事への対応といった題材を通して、巨大組織の内側で何が起きているのかを追っていきます。現実の産業界を思わせる細部が多く盛り込まれています。
読みどころ
経済記事では見えてこない、意思決定に至るまでの駆け引きが読ませどころです。誰が正しいと単純に割り切らず、それぞれの立場から見た正当性を並べていくため、途中で読者の見方が揺れます。自動車産業の構造や系列の仕組みも自然に頭に入ってきます。
こんな人に
企業小説や経済小説が好きな人、日本の製造業の実像に関心がある人に。