作品データ
- 区分: 書籍- 著者: 門田隆将- 価格: 924円- 配信日: 2019-01-31
どんな作品か
2011年3月の東日本大震災で危機に陥った福島第一原発。その現場指揮を執った吉田昌郎所長と、現場に残って対応にあたった人々の姿を、綿密な取材で描いたノンフィクションである。著者の門田隆将が当事者たちへの取材を重ね、最悪の事態と隣り合わせの日々に、現場で何が起きていたのかを再構成した。映画「Fukushima 50」の原作としても知られる。
読みどころ
電源を失った原発という極限状況で、人がどう判断し、どう行動したのか。その一つひとつを当事者の証言に基づいて追う記録としての重みが、本書の核である。吉田所長の決断と苦悩、家族を案じながら現場に踏みとどまった作業員たちの姿は、災害の記録であると同時に、責任と覚悟についての物語として読める。あの日々を知るための重要な一冊だ。
こんな人に
震災と原発事故の実相を当事者の視点から知りたい人に勧めたい。骨太のノンフィクションを求める読者、組織とリーダーシップに関心のある人にも響く一冊である。