作品データ
DMMブックスの小説(日本文学/ミステリー)。著者は太田愛。価格880円、2017年8月25日配信。
どんな作品か
テレビドラマの脚本家としても知られる太田愛による社会派ミステリーで、『犯罪者』に続くシリーズの一作です。少年時代のある夏の記憶と、長い年月を経て浮かび上がる事件とが重なり合い、冤罪や司法の闇といった重いテーマへと物語が踏み込んでいきます。
読みどころ
過去と現在を行き来しながら、失われた真実に少しずつ迫っていく緻密な構成が読みごたえ十分です。少年たちのまぶしい夏の情景と、大人になった彼らが直面する現実とのコントラストが、物語に深い陰影を与えます。骨太な社会派サスペンスとしての手応えを求める読者に応える一冊です。
こんな人に
社会の不正や冤罪を正面から扱うミステリーが好きな方、重厚で読みごたえのある長編を求める方におすすめです。