作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は山田宗樹。価格792円、2016年5月20日配信。「百年法」シリーズ。
どんな作品か
不老化の技術が実用化された近未来の日本を舞台にした社会派SF小説です。人が老いなくなった代わりに、処置から一定の年数が経つと生存権を放棄しなければならない——そんな法律をめぐって、社会と人々が揺れ動いていきます。壮大なスケールで描かれる問題作です。
読みどころ
「もし人が死ななくなったら社会はどうなるのか」という思考実験を、政治や人間ドラマを絡めて重厚に描き出しています。制度に翻弄される個人の選択と、国家をゆるがす大きなうねりが同時に進行していく構成に引き込まれます。生と死の意味を問う設定が読み応え十分です。
こんな人に
近未来SFや、社会の仕組みを問い直す骨太な物語が好きな人におすすめです。