作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者はミステリ作品で知られる伊岡瞬。価格858円、2016年5月20日配信。家族と赦しを描いた長編ミステリ。
どんな作品か
母と弟と暮らす小学6年生の杉原美緒は、母が抱える問題のために親類へ引き取られ、次第に心を閉ざしていく。そんな折、元検事の初老の男・永瀬丈太郎と出会い、その人柄に少しずつ心を開いていく。しかし永瀬もまた、ひとり娘をめぐる深い心の傷を抱えていた。
読みどころ
薄幸の少女の成長を軸に、二つの物語が並行して進む構成のミステリ。人が背負う哀しみや業を見つめながら、「家族とは何か」「赦しとは何か」を問いかける。ミステリの枠を超えて胸を打つ、感情に訴える一作。
こんな人に
家族の物語や、涙を誘う人間ドラマ型のミステリを求める読者におすすめ。