作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は有川浩。価格770円、2016年5月20日配信。『塩の街』『空の中』に続く、いわゆる自衛隊三部作の一作です。
どんな作品か
横須賀の米軍基地に巨大な甲殻類の群れが突如上陸し、街はパニックに陥ります。逃げ込んだ潜水艦のなかに取り残された二人の若い海上自衛官と、避難してきた子どもたち。閉ざされた空間での共同生活と、外で対応に追われる人々の奮闘が並行して描かれるパニックエンタメです。
読みどころ
危機的状況下での人間ドラマと、有川浩らしいまっすぐな人物描写が魅力です。極限のなかで大人と子どもが少しずつ関係を築いていく過程、そして事態に立ち向かう人々の姿に引き込まれます。手に汗握る展開と温かさが同居する一冊です。
こんな人に
パニックものやパニックエンタメが好きな方、緊張感と人間ドラマを両方味わいたい方におすすめです。