詩羽のいる街

『詩羽のいる街』は2016-05-20に配信された「詩羽のいる街」シリーズの第1巻です。価格は924円。

作り手
山本弘
シリーズ
詩羽のいる街
配信日
2016-05-20
価格
924円(2026年9月11日に観測)
レビュー
105件・評価4.14(DMM.comが集めた評価。2026年9月11日に観測)

作品データ

- 区分: 一般ノベル- 著者: 山本弘- 価格: 924円- 配信日: 2016-05-20

どんな作品か

SF作家・山本弘による連作長編である。主人公の詩羽(しいは)は、お金も定まった住まいも持たず、人助けだけで生きている不思議な女性。誰かの困りごとを解決し、その相手がまた別の誰かを助ける――そんな「善意のネットワーク」を街に張りめぐらせ、人と人をつないでいく。彼女と出会った人々の視点から、街が少しずつ変わっていくさまを描く物語だ。

読みどころ

貨幣を介さず信頼と恩送りで暮らすという設定は一見ファンタジーめくが、その仕組みを理詰めで成立させていく展開に、SF作家らしい思考実験の面白さがある。皮肉や悪意も描かれる一方で、人の善意を信じる姿勢が物語全体を貫いており、読後は自分の住む街の見え方まで変わってくる。

こんな人に

心が温まる連作小説を探している人、社会の仕組みを問い直す物語が好きな人に向く。優しさと理屈が同居する作風を求める読者にすすめたい一冊である。

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