作品データ
- 区分: 一般ノベル- 著者: ルイス・キャロル、河合祥一郎- 価格: 528円- 配信日: 2016-05-20
どんな作品か
19世紀イギリスの作家ルイス・キャロルによる、世界中で読み継がれる児童文学の古典である。本書はシェイクスピア研究でも知られる河合祥一郎による新訳。懐中時計を持った白ウサギを追いかけて穴に落ちたアリスは、体が伸び縮みする不思議な世界に迷い込み、チェシャ猫や帽子屋、ハートの女王といった奇妙な住人たちと出会っていく。
読みどころ
ナンセンスと言葉遊びに満ちた会話の応酬こそ本作の醍醐味であり、翻訳者の腕が最も問われるところでもある。河合訳は原文の駄洒落や詩のリズムを日本語で生かすことに心を砕いており、古典でありながら軽やかに読める。大人になって読み返すと、理不尽な世界の可笑しさが一層沁みる。
こんな人に
初めてアリスを通読したい人、昔読んだ物語を新しい訳で読み直したい人に向く。言葉遊びやナンセンス文学が好きな読者には特に薦めたい。