作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は大崎善生。価格693円、2016年5月20日配信。
どんな作品か
『聖の青春』などで知られる大崎善生の恋愛長編です。ある夜、主人公のもとに、かつて別れた恋人から19年ぶりに電話がかかってくるところから、過去の記憶と現在とが静かに交差していきます。人と人との出会いや別れ、記憶の意味を見つめる物語です。
読みどころ
過ぎ去った時間と、それでも消えない誰かの存在を、抒情的な筆致で描きます。「人は誰かの記憶のなかで生き続ける」というテーマが胸に迫り、静かな余韻を残す一作です。回想と現在が丁寧に編み込まれた構成も味わい深く読めます。
こんな人に
大人の恋愛小説や、記憶と喪失をめぐる抒情的な物語が好きな方におすすめです。