作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は重松清。価格682円、2016年5月20日配信。テレビドラマ・映画にもなった、著者の代表作のひとつです。
どんな作品か
昭和の地方都市を舞台に、不器用でまっすぐな父・ヤスと、その息子アキラの歩みを長い年月にわたって描く親子小説です。妻を失い、男手ひとつで子を育てることになった父の姿を、周囲の人々の温かさとともに丁寧にすくい取ります。市井の人々の暮らしと家族の絆を描く、重松清らしい人情物語です。
読みどころ
愛情の伝え方がわからず空回りしてしまう父親の姿が、可笑しくも胸に迫ります。時代の移り変わりのなかで、親と子、そして地域の人々が支え合う描写が積み重なり、読み終える頃には登場人物が身近な誰かのように感じられます。世代を超えて共感を呼んできた一作です。
こんな人に
家族の物語や、じんわり泣ける人情小説を読みたい方に。