葡萄が目にしみる

『葡萄が目にしみる』は2016-05-20に配信された「葡萄が目にしみる」シリーズの第1巻です。価格は462円。

作り手
林真理子
シリーズ
葡萄が目にしみる
配信日
2016-05-20
価格
462円(2026年9月10日に観測)
レビュー
104件・評価3.58(DMM.comが集めた評価。2026年9月10日に観測)

作品データ

- 区分: 一般ノベル- 著者: 林真理子- 価格: 462円- 配信日: 2016-05-20

どんな作品か

林真理子の青春小説を代表する一冊である。葡萄畑の広がる地方の町を舞台に、高校生の乃里子が過ごす日々を描く。容姿への引け目、教室の中の序列、淡い恋心と挫折。誰もが通り過ぎたはずの思春期の光と痛みが、季節の風景とともに切なく綴られる。華やかなイメージの強い著者の、原点ともいえる瑞々しい作品だ。

読みどころ

思春期の自意識の描写が、とにかく容赦なく、そして正確である。自分を大きく見せたい気持ちと、現実とのずれに傷つく心。乃里子の姿には、かつて十代だったすべての読者が身に覚えのある感情が詰まっている。葡萄の実る土地の描写が物語に豊かな彩りを与え、ほろ苦い読後感を美しいものにしている点も印象深い。

こんな人に

青春小説が好きな人、十代の頃の気持ちを思い出したい大人の読者にこそ薦めたい。林真理子のエッセイしか読んだことがない人が小説家としての力量に触れる入口としても、格好の一冊である。

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