作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は湊かなえ。価格1870円、2025年2月7日配信。
どんな作品か
かつて叔母に引き取られた女性が、久しぶりに故郷の家を訪れることから動き出す長編です。年月を経て変わり果てた家と向き合ううちに、過去の記憶や隠された事情が少しずつ浮かび上がっていきます。『告白』などで知られる湊かなえによる一冊で、介護や家族といった身近な問題をミステリーとして描きます。
読みどころ
日常のなかに潜む謎を、人の心の陰影とともに描き出す湊かなえらしい語りが光ります。過去と現在が行き来しながら、隠されていた事実が輪郭を帯びていく構成が読ませます。誰もが直面しうる介護や家族の問題を軸に据えつつ、サスペンスとしての緊張感を保ち続ける筆致が魅力です。
こんな人に
人間の心理に踏み込むミステリーや、家族をめぐる物語が好きな人におすすめです。