作品データ
DMMブックスの実用書(医学)。著者は帚木蓬生。価格1650円、2017年11月7日配信。
どんな作品か
作家であり精神科医でもある帚木蓬生が、「ネガティブ・ケイパビリティ」という概念を軸に語る一冊です。これは、すぐに答えや解決を求めず、宙ぶらりんの不確かな状態にとどまり続ける力を指します。医療や文学、教育などの場面を通じて、その意味を丁寧にひもといていきます。
読みどころ
問題を早く片づけたくなる現代の風潮に対し、「わからないまま持ちこたえる」ことの価値を説く視点が新鮮です。詩人キーツやビオンにさかのぼる概念の来歴から、著者自身の臨床経験まで、幅広い題材で理解を深められます。生き方や人との関わりを見つめ直すきっかけになる本です。
こんな人に
割り切れない悩みと向き合う方、人を支える仕事に携わる方におすすめです。