本の背骨が最後に残る

『本の背骨が最後に残る』は2023-09-21に配信された「本の背骨が最後に残る」シリーズの第1巻です。価格は1,870円。

作り手
斜線堂有紀
シリーズ
本の背骨が最後に残る
配信日
2023-09-21
価格
1,870円(2026年9月9日に観測)
レビュー
111件・評価4.09(DMM.comが集めた評価。2026年9月9日に観測)

作品データ

DMMブックスの小説(SF・ファンタジー)。著者は斜線堂有紀。1,870円・2023年9月21日配信。書き下ろしを含む全7編を収めた短編集です。

どんな作品か

本という物体が存在せず、人が「本」となって物語を語り継ぐ世界を描いた表題作をはじめ、独自の理を持つ世界をひとつずつ組み立てていく短編集です。年齢を重ねた人間が動物へ変わっていく社会、婚姻をめぐる異形の風習など、作品ごとに舞台も語り口も切り替わります。幻想的な設定と痛みを伴う描写が同居する一冊です。

読みどころ

どの一編も冒頭でその世界の決まりごとを淡々と示し、そのうえで登場人物が追い詰められていく構成が共通しています。奇想の面白さだけで終わらず、誰かを思う気持ちの切実さと危うさが同時に描かれます。読後にざらついたものが残る作品が多く、そのぶん余韻が長く続きます。

こんな人に

奇想や幻想的な設定の短編集が好きな人、既存のジャンルに収まりきらない物語を読みたい人に。

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