作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は中山七里。価格792円、2020-12-09配信。
どんな作品か
『さよならドビュッシー』などで知られる中山七里による、シリーズものの第1作にあたるリーガル・ミステリーです。大阪地検に赴任した検事・不破俊太郎は、何を前にしても表情を変えず感情を一切見せないことから「能面検事」と呼ばれています。事務官の惣領美晴を語り手に、その不破が担当する事件の捜査が描かれていきます。
読みどころ
感情を表に出さない主人公が、圧力や忖度をものともせず真相へと迫っていく痛快さが持ち味です。若い事務官の視点を通すことで、掴みどころのない不破の人物像が少しずつ浮かび上がります。検察の内部事情を背景に、テンポよく展開する中山七里ならではのリーガル・サスペンスが楽しめます。
こんな人に
検事や検察を舞台にしたミステリーが好きな人、クールな主人公が活躍する物語を読みたい人におすすめです。