作品データ
DMMブックスの小説(連作短編集)。著者は奥田英朗、価格660円・2019-01-25配信。
どんな作品か
北海道の過疎が進む元炭鉱町・苫沢町を舞台に、理髪店を営む向田康彦とその家族、そして町の人々の暮らしを描いた連作短編集。過疎や高齢化、後継ぎ問題や結婚の悩みといった地方の現実を、深刻すぎず、あたたかくユーモラスな筆致で映し出していく。
読みどころ
重くなりがちな地方の問題を、笑いと人情でくるんで見せる奥田英朗らしい語り口が読みどころ。個性豊かな住人たちのやり取りに思わず頬がゆるみ、読み終えたあとに小さな町への愛着が残る。2022年には映画化もされた。
こんな人に
あたたかい人間ドラマや、地方の暮らしを丁寧に描いた物語が好きな人に。