作品データ
DMMブックスの実用書(哲学・宗教・心理)。著者はショーペンハウアー、訳は鈴木芳子。価格572円、2016年6月25日配信。光文社古典新訳文庫版。
どんな作品か
19世紀ドイツの哲学者ショーペンハウアーによる、読書と思索をめぐる古典的エッセイ集。「読書について」「自分の頭で考える(思索)」「著述と文体」といった論考が収められ、本を読むこと・書くこと・考えることの関係を鋭く論じる。刊行から時代を超えて読み継がれてきた一冊。
読みどころ
「読書は、他人にものを考えてもらうことである」に代表される、多読への辛口の警句が印象的。ただ本を読むだけでは自分の思考にならないと説き、自分の頭で考える力を重んじる。その主張は、情報があふれる現代にもそのまま響く。読みやすい新訳で、短く濃い哲学の古典に触れられる。
こんな人に
本の読み方や知との向き合い方を問い直したい人、手軽に古典哲学を読んでみたい人に。