作品データ
区分: 一般ノベル / 著者: オルダス・ハクスリー・黒原敏行 / 価格: 1166円 / 配信日: 2016-06-25
どんな作品か
イギリスの作家オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピアSFの古典であり、本書はその新訳にあたる。科学技術によって生殖から感情までもが管理された「世界国家」を舞台に、人々が階級ごとに条件づけられ、苦痛のない代わりに自由を奪われた社会の姿を描く。安定と幸福を優先する統治のあり方が、一人の人物の視点を通して問い直されていく。
読みどころ
効率と快楽のために個人の自由や苦悩そのものが排除された社会という設定は、発表から一世紀近く経った現在も色褪せない問いを投げかける。「野蛮人」と呼ばれる存在との対比を通じて、文明とは何かという主題が浮かび上がる構成も見どころである。
こんな人に
ディストピアSFの原点に触れたい読者や、管理社会と個人の自由という主題に関心がある人に向いている。