作品データ
- 区分: 書籍- 著者: 杉山茂樹- 価格: 946円- 配信日: 2016-06-25
どんな作品か
サッカージャーナリスト・杉山茂樹による戦術論である。書名の「4-2-3-1」はフォーメーションの布陣を示す数字で、本書はこの布陣=システムこそがサッカーの見方を決める鍵だと説く。各布陣の成り立ちや特徴、選手の配置が試合の流れに与える影響を解説し、日本サッカーへの提言にもつなげていく。スポーツジャンルの一冊だ。
読みどころ
ボールを持つ選手だけを追う観戦から、ピッチ全体の構造を見る観戦へ。本書が促すのはその視点の転換である。布陣の数字の並びが攻守のバランスをどう規定するのか、欧州の潮流と日本の現状はどう違うのかといった論点が、著者の明快な筆致で展開される。読了後は同じ試合がまるで違って見えるはずで、戦術というレンズの威力を実感できる。
こんな人に
サッカー観戦をもう一段深く楽しみたい人に最適である。代表戦は見るが戦術の話は難しそうだと感じてきた人の、格好の入門書となるだろう。